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2. again

12月5日、東京都霧島区。
アスファルトに囲まれた街は不自然なほど整った印象があり、
そこに生気は存在しなかった。
どこまでもまっすぐ続く車道と、歩道との境目に植えられた街路樹の列。
駅から離れたこの通りは人通りも少なく、それが物寂しさを加速させている。
「よし、ミッション完了だ」
「おう!」
「これよりレイヴン・ラプター両名は事務所へ帰還する」
「アイサー!」
話す度に白い息が吐き出された。
並ぶ二つのシルエットは等間隔の靴音を辺りに響かせながら楽しげに会話を交わす。
建物を挟んで隣の大通りには店からのアナウンスや賑わいで溢れ、夜を忘れて浮かれていた。
静まり返ったこの場所で無意識の内に喧騒に耳を傾ける。
「ねえ、U.O.D北海道南支部って死神の会社なの?」
「ああ。なんちゃらオーガニゼーション・オブ……死神統括機構の略だな。
ウチの組織の別支部よ」
「へえ、全国にあるなんて結構大きいんだね」
美冬が擦り合わせた手を口元に当てた。
吐いた息で手を温める仕草をしながら隣を歩く真雪を瞳だけで見上げる。
「北は北海道、南は沖縄ってな。人の住んでる所ならどこにでもある」
「ふうん。しっかし、わざわざネット全盛の時代に配達記録やら何やら厳重につけて
郵送しなくても、メールでどうにかなっちゃいそうな気がするけどなぁ。
逆に手間かかっちゃってない?」
宙を睨みながら美冬が首をひねった。
苦笑する真雪が顎で前方に現れたわき道を示す。
右折すると同時に現れたのは途切れる事のない雑踏。
視界いっぱいに光が広がった。
昼間のような明るさと、人の多さを目にする度に夜である事を忘れそうになる。
「いや、ネットって危ないのよ。普通のメールなら平気かもしれねえけど、
内容が内容だからな。どんな奴が覗こうとしてるか分からねえしさ。
極力、一般ピーとか他の奴等の目に触れないようにしてるんだわ」
「はあ、なるほど」
「しかもウチの業界って意外とアナログなのよね。
メール送っても電話しねえと見ない奴等ばっかりだし。意味ねえだろ」
ため息混じりに言うと肩をすくめた。
マフラーに顎を埋めると眉をしかめる。
「それにしても寒いな。エリュシオンの中、通っていくか」
「いいけど、どっか寄るの?」
「いや、少しでも暖かい所にいたいだけ。こんなにクソ寒いと事務所が遠く感じるわ」
両サイドに並ぶアミューズメント施設や店舗を横目に不機嫌そうに真雪がぼやいた。
車通りの一切ない、巨大商業施設前の通りは人で溢れている。
ある者は道の端で談笑し、ある者は立て看板を持って店の宣伝の為に声を張り上げていた。
縫うように歩く人々の波に紛れる。
足は自然と、人の固まるエリュシオンの入り口へ向かった。
何かに気付いたらしい真雪が動きを止めると、美冬を見下ろす。
「お前、足出してて寒くないのかよ」
「寒いに決まってるじゃないの」
「女の子は冷やしたら大変だって言ってるでしょ、美冬ちゃん。そんな年がら年中、
パンツ見せびらかすような短いスカート履いて」
「見せびらかしてないわよ! あんたはお母さんか!」
ふざけながら顔をしかめる真雪の腕を美冬が叩いた。
店内のアナウンスと談笑の声が広がる空間を横切っていく。
待ち合わせ場所として使われるこの場所には、多くの人待ち顔がある。
「じゃあ何? スカートの下にジャージでも履けっていうの?」
「どっかの中学生みてえな真似はやめてく……っと」
不意に真雪が言葉を途中で飲み込んだ。
自分の前に突然何かを差し出され、意識がそちらに向いたらしい。
反射的に受け取った冊子を興味深そうに眺めている。
「なあに、それ?」
「いや、咄嗟に受け取っちまったんだけど」
横から覗き込んだ美冬に尋ねられて振り返る。
そこには白いベンチコートを着ている数人の男女が、流れる人の波の中で
冊子を配っている姿があった。
黒などの重い色合いの中で、それは妙に浮いて見える。
「試供品じゃねえのか。いらねえ」
手首を返しながら表紙と裏表紙を交互に見ていた真雪が、つまらなそうに美冬の手に押し付けた。
目の前には地下へと吸い込まれるエスカレーター。
美冬は足元を一瞥すると、手渡された冊子をめくっていた。
「『幸せのヒント』?」
エリュシオンに足を踏み入れると、今まで聞こえていた無数の足音や話し声が遠ざかる。
代わりに聞こえてきたのは女性の明るいアナウンスだった。
「宗教系か」
「っぽいねえ。えーと『人は生まれる前、神様と一緒に暮らしていた天使でした』」
エスカレーターに乗りながら冊子を読む美冬の手元を、背後に立つ真雪が覗き込む。
その口調は不審な色が漂っていた。
「『人として生まれてきたのは、多くの幸せを見つけるよう神様に宿題を出されたからなのです』だって。
へえ、おもしろーい。生まれる前は天使で、死んだらまた天使になるのね」
「死んだら天使になるっつーのは死神の表現だけどな」
「まあね。コレ、どこが出してる本だろ」
ゆっくりと流れる景色を眺めながらため息混じりで呟くのを気にしない様子で、口元が笑う。
裏表紙を眺めると、そこに書かれた文字を視線でなぞる。
「茨の冠だって。聞いた事ある?」
「ねえな。俺、ソレ系はマグロ教くらいしか知らねえし」
「……その不気味なのは何よ。まぁ、事務所のトイレにでも置いておこっか。
暇つぶしにはなりそうだし」
「バチあたりそうだぞ」
エスカレーターの終わりが近付くと同時に、美冬の背に触れて歩く事を促した。
楽しげに振り返る視線に苦笑してみせる。
後方から人が二人を追い越していった。
隙間なく立ち並ぶ店舗の列を見渡すと、いつもの景色と違う事に気付く。
そこにあったのは色とりどりの鮮やかなクリスマスの装飾。
白で埋め尽くされ、どこか寒々しい印象の空間が華やいで見えた。
真雪は何かを納得したように一つ頷くと楽しげな空気の中を歩き始める。
頭上をクリスマスソングが通り抜けていった。
 
 
店舗を覗く訳でもなく、エリュシオンモールを突っ切るように歩いていた時。
「あー! ねえねえ、真雪!」
美冬がコートの背中部分を掴むと軽く揺さぶる。
足を踏み出そうとした時に後ろに戻される格好になり、何事かと軽く眉をしかめる真雪。
しかし、彼女はそれを気にしない様子で機嫌よく笑っていた。
促すように一方を指差す。
「ツリーがあるよ、ツリー!」
「そうだな」
「何かイベントやってるみたい。何かなぁ?」
見れば、いつもは休憩所になっている広場に人が集まっている。
幾重にも重なる人垣の向こうには、見上げても頂点が見えないほど
高いクリスマスツリーがそびえていた。
一段高くなったステージには、無数のフラッシュの中に立つ数人のシルエットが見える。
何事かをマイクで話しているらしいが、反響していて聞き取りずらかった。
「さあな。また、どこぞの歌手の新曲イベントだろ」
「えー、誰だろ? ねえ、真雪分かる?」
行き交う人は、同じように足を止めて何事かとその光景を眺める。
そんな事を繰り返すうちに人垣の層は更に厚くなり、気がつけば二人は聴衆に紛れていた。
腕を掴んで背伸びをする美冬に苦笑しながら真雪が辺りに視線を巡らせる。
赤紫色の瞳は何かを探していた。
不意に視線が壁に貼られたポスターで止まると目を凝らすように細める。
「白石愛美プロデュースのクリスマスツリー点灯式と新曲発表、だとさ。
……もう12月だもんなぁ。ウチの事務所もツリー出さねえと」
「わー、愛美出るんだぁ! ね、見ていこうよ」
その場でジャンプするようにはしゃぐ美冬に顔をしかめて動きを止めた。
何かを考えているらしく、視線をそらして首を傾げる。
「いや、事務所に帰ってメシ作らなきゃいけねえだろ。他の奴等待ってるぞ」
「ええー、ダメ? ちょっと見て行きたいよう」
美冬は不満そうに唇を尖らせながら上目がちに隣の死神を見上げる。
甘える視線を真雪が見返すと、ややあって笑いながら息をついた。
片眉を上げる仕草。
「しょうがねえな。年一回だし、少しくらいならいいか」
「わーい!」
弾む声が話す、歌手・白石愛美の説明を聞きながら真雪はツリーを見上げる。
吹き抜けになった空間に、あつらえたように設置されていた。
まるで天井を突き刺そうとしているかのように伸びるそれは
数え切れないほどのイルミネーションを隙間なく身に纏っている。
そういえば雑誌やニュースなどで、このツリーが話題に上っているのを何度か見かけた。
気に留めた事はなかったが名物なのだろうと真雪は考える。
「そういえばさぁ」
何かを思い出したらしい美冬が、軽く眉間にしわを寄せたままで見上げた。
「友達に職場でクリスマスにプレゼント交換するって言ったら笑われたの。
1000円以内で『もらうと微妙に困る名産品』ってテーマ決めるのって変かなぁ」
「そりゃ笑われるだろうな。どうせ、もらったモンも言ったんだろ?」
「うん、超ウケてた。仲いいねーだってさ」
どちらからともなく顔を見合わせて笑う。
何かを確認しあうように頷きながら。
「比良坂は確かに仲いいよな。毎日ツラ合わせて一緒に飯食ってるくらいだし」
「だねぇ」
「死神連中の中でも、こんなに仲良いのって滅多にないんじゃねえかな」
「え、そうなの?」
真雪は笑いながら頷くと、コートのポケットに両手を突っ込んで正面を向いた。
「ああ。他の支部もいくつか知ってるけど結構ビジネスライクよ?
大抵、よその奴がウチに来ると驚くね」
「へえ、意外。みんなそうだと……」
『では、いよいよエンジェルツリーの点灯です!』
美冬の言葉をマイクの音声が飲み込む。
今までざわめいていた人の波がツリーに視線を注ぐのが分かった。
仰ぐと、2階や3階部分まで人が集まっている事に気付く。
『エンジェルツリーは、愛美さんのクリスマスソング【スノウワールド】に
合わせて点灯されます。曲とツリーの素敵なコラボレーションをお楽しみ下さい!』
進行役の言葉と共に、辺りを照らしていた強い照明が落とされた。
入れ替わるように青白い光がステージに残された一人の女とツリーに注がれる。
にわかに静まる周囲。
今まで途切れる事なく繰り返されていた店内放送や、各店舗の音楽が止まった。
動くのは壇上の彼女のみ。
天使を模した翼を背中につけ、白いワンピースを身に纏っている。
時間が止まった錯覚の中、目が離せなくなった。
何度も見ている広場とは別の空間に見える。
数秒の沈黙の後、鈴の音と共にピアノの旋律が流れ始めた。
空気が変わっていくのを感じる。
暖房で寒さを感じないはずであるはずなのに、何故か冷たい風が通り過ぎた気がした。
「……あ」
伸びやかな歌声が聞こえ始めると同時に美冬が短く声が上げる。
今までステージを見つめていた瞳が天井を見上げていた。
その様子に、真雪も視線を辿って同じ方向に顔を向けると。

天井から白い何かが舞い降りている。

肌に感じないほどの微風に乗って頼りないほど不安定な動きで踊っていた。
天井からの青く淡い光はまるで月光。
「羽根、か?」
白石愛美の切なさが滲む歌声の中で誰ともなしに呟く。
真雪の言葉どおり、次第に数を増す柔らかな羽根だった。
雪に似たそれは空間に音もなく降る代わりに、そこに佇む人々のため息を生む。
「すごーい! 綺麗だね」
「ああ。誰が掃除するんだろうって考えるとゾクゾクするな」
「……あんた、色々と台無しだわ」
上を仰いだまま真顔で言う真雪の足を美冬が蹴る真似をした。
小声で交わされる会話を飲み込む歌。
それは時間や今いる場所を忘れさせる。
舞う羽根の中で嬉しげに見上げるシルエットを誰もが瞬きを忘れて見つめた。
不意に、聴衆から声が上がる。
その声と視線の先を見ると彼女の背後で沈黙を保っていたクリスマスツリーが
歌声に呼応するように、一斉にその身にその明かりを点した。
青と白のイルミネーションが辺りを非現実な景色に変えていく。
真雪は隣を一瞥すると目を伏せて口元に笑みを浮かべた。
そこにあったのは美冬の嬉しげな横顔。
暖房の乾いた風に乗って鼻先に舞い降りる羽根を摘むと、
彼女は無邪気に笑いながら見上げてみせる。
言葉もなく誰もが目の前の光景に見入っていた。
ここがショッピングモールだという事も忘れて、佇む人々を現実に戻したのは

突然、訪れた沈黙。

前触れなく、白石愛美はマイクを持ったままの姿勢で静止する。
歌が終わった訳ではない。
不自然な静寂が大きなざわめきに変わるのに時間はかからなかった。
大きく目を見開いたままで何度も口をわななかせる。
呼びかけにも応じず、微動だにしなかった。
「ちょっと、どうしたの?」
「何?」
空気が凍りつく。
周囲の怪訝な言葉が波のように広がっていった。
ステージ端から関係者らしきスーツ姿の男が、身を乗り出して小声で名前を呼ぶが。
「……真雪」
今までの甘く溶けるような時間はどこにもない。
「ああ」
天井から降り注ぐ白い羽根が今は違うものに思えた。
白石愛美の背にある白い翼が何かの意味を持っているように見える。
正体不明の不安が鼓動を速め、さながらそれは警鐘に似ていた。
青い空間が戦慄で凍りつく。
「一気に死臭でいっぱいになった。どういう事?」
「さあな、天使になってる奴は見えねえ。何でこんなにくせえんだ」
動揺する一帯とは裏腹に二人は表情を固くした。
美冬が真雪の腕に身体を摺り寄せるように近付くと声をひそめる。
視線だけを動かして周囲を窺うが、異変は何もない。
「愛美! おい、愛美!?」
ステージ上では声を張り上げて細い肩を揺さぶる男の姿があった。
そこに注がれるのは、好奇と不安。
「イレギュラーの匂いはないよね」
「……美冬。俺、いやーな事思い出したんだけど」
依然として『彼女』はマイクを持ったままで、正面を向いていた。
まるで魂の抜かれた人形。
呆然とした瞳は目の前で怒鳴る男をすり抜けて遠くを見つめているように見える。
「偶然だね。あたしも嫌な事、思い出してたトコ」
美冬が正面を見据えたままで乾いた笑みをぎこちなく浮かべた。
視線がゆっくりと真雪を見上げる。
口を開きかけた時。

『――ハーメルンの街に一人の笛吹き男がやってきた』

マイクを通した涼やかな女性の声音が言葉を紡いだ。
一瞬の静寂。
鼓動が大きく響き、耳を疑う。
誰もが動きを止めていた。
そして、視線は一点に集中する。

ステージ。
白いワンピースを身にまとう、一人の女。

『ネズミの被害に悩む人々に彼は言う、【残らずネズミを退治しましょう】』
形の良い唇がうわ言のように呟く度に空気は重みを増し、息苦しくなった。
「嘘……嘘だ。だって……」
『それと引き換えに望むのはお金』
「だって、あの人は死んだ。解決した。あの人は、チャリオットは死んだのに」
美冬が呆然と呟きながら首を何度も横に振った。
口を震える両手で隠す。
「おかしい。だって……!」
その場に、二人の様子を気にする者は誰一人としていなかった。
誰もが操られたようにステージを凝視する。
見えない何かを睨むように固まる真雪と、怯えた色を瞳に宿す美冬。
『人々は笛吹き男に頼んだ【この町のネズミを一匹残らず退治してくれ】と』
マイクを手から離そうとしても彼女がそれを拒む。
まるで夢を見ているかのような様子に反して力は強く、数人がかりでも無理だった。
『笛吹き男はねずみを笛でおびき寄せた』
「愛美! しっかりしろ、愛美!」
『川に沈め、人々の望みを叶えた』
誰もが得体の知れない不安に襲われていた。
周囲に響く耳障りなハウリングと、張り詰めた声が音を奪っていく。
「真雪」
「……ああ、分かってる」
不安げに腕を掴む美冬を一瞥し、険しい表情のままで頷いた。
強く握られた拳。
視線がせわしなく動き、何かを見つけようとしている。
唇を噛んだままで眉間にしわを深く刻んだ。

イレギュラーの匂いはない。
自分達を見ているらしい視線も感じない。
だが、目の前の白石愛美は『あいつら』同様、
ハーメルンの笛吹き男の一節を口にし、天使のベールは見えていない。
真雪が低く舌打ちした。

何もかも一緒だ、あの時と。
あの突然死と。

『けれど人々は金を払おうとしない』
「照明を戻せ! 愛美を奥へ!」
怒声と共に、弾かれたように数人が聴衆を押しのけてステージ上へと転がり込んだ。
慌しい靴音と共に、激しいやり取りが交わされる。

次の瞬間。
慌しくつけられた照明が目を射ると同時に、頭に鋭い痛みが走った。
『怒った笛……き男はまた……ハーメルンの街、に』
姿のない声がノイズを纏いながら途切れがちに言った。
関係者に引きずられながら消えていった彼女は、いまだ取り憑かれたように
言葉を紡いでいるのだろう。
それを消そうとしているのか、聴衆に向かって関係者の訴える声が響く。
何人がこの状況を理解しているのだろうか。
何人がこの頭痛の原因を花の芳香だと分かるのだろうか。
たゆたいながら舞う羽根と共に白い花――プルメリアが降り注ぐ。
羽根にまみれた床に花弁が落ちる音も、パニックの声で消えていた。
「また、人が死ぬのかよ」
白い残像がスローモーションで降り注ぐ中で低く呟く声。
それは誰に向けて放った言葉なのか。
真雪はむせ返るプルメリアの香りと死臭の中で立ちすくんで俯く。
足元に落ちてきた花に気付いて顔を上げると、各階の手すりから
身を乗り出すように見下ろして、状況を知ろうとする人影が隙間なく並んでいた。
降り注ぐ好奇心やカメラのシャッター音を気にする余裕はない。
呆然と見上げる美冬が何かを呟いたが、辺りの声で阻まれて聞くことは出来なかった。
「……まだ終わってねえとでも言いたげだな、ラスボスさんよ」
プルメリアは依然として軽やかに回りながら降り注いでいる。
強い芳香や混乱した思考で脳裏が白く塗り替えられていった。
この場にいても仕方ないと分かりつつも真雪が動こうとしなかったのは、
自分達を何者かが見ている気がしたから。
二人は長い時間が経っても、そこに立ち尽くしていた。

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